【土地活用の実例エピソード②】手間のかかる駐車場経営、土地活用で法人への借地に【後編】
2020.1.16
名古屋のマンション管理会社「五大トラスト」で行なう、土地活用や資産運用。
実際にあったご相談について、事例をご紹介しています。
今回は、前回ご紹介したエピソード「手間のかかる駐車場経営、土地活用で法人への借地に」の後編です。
お客様は父親から譲り受けた駐車場をご自身ですべて管理していました。
手間をかけずに安定した収入を得たいとのご要望で、法人と一括契約することをご提案。
駅前という好立地なこともあって、契約先もすぐに見つかり、順調に進んでいるように見えましたが…。
この一括契約には、1つの落とし穴があったのです。
法人との一括契約の落とし穴
契約先は駅前の商業施設でしたが、この一括契約には落とし穴がありました。
地方の商業施設がゆえに景気に左右されることも多く、残念なことに、その施設は閉鎖されることになったのです。
当然、一括契約は打ち切りになってしまいました。
そこで、私たち五大トラストは新たに駐車場を借りてもらう法人を探しました。
駐車場の近くには宿泊施設があり、そこに一括契約をしてもらえるように交渉を行ないました。
そして、何度も話し合いを重ね、無事にその宿泊施設に駐車場を借りてもらうことができたのです。
宿泊施設の駐車場から、法人企業の支店に
そして数年後…、宿泊施設から、業務縮小をするため駐車場の契約を現状の半分にしたいという話がありました。
お客様は「半分だけの契約でも大丈夫ですよ。仕方がないですよね。」と言ってくださいましたが、お客様にとって最善の方法は何かを考え、それを実現するのが五大トラストです。
私たちは、新たな契約先を探し、ある法人企業に土地を貸すことを提案しました。
駅近くということもあり、ある法人企業でこのエリアに支店を建てたいという計画が以前からあったようです。
お客様は大きな借金はしたくないというご意向が強かったので、その意向を尊重し、結果的に借地ということで、その法人企業に一括で借りてもらうことになりました。
今は、その法人企業の支店が、かつて駐車場だった土地に建っています。
もちろん、宿泊施設との契約も、大きなトラブルなく終了しました。
時代に合った土地活用と、どの時代でも価値ある土地
今回のように、一度契約に成功したとしても、時代が経てば土地のニーズは変わっていきます。
時には売却するタイミングも図り、持ち続けるときには活用の仕方も考え、時代に合った土地の利用の仕方を探していかなければなりません。
今回の実例では、駅前の商業施設との契約、宿泊施設との契約、ある法人企業との契約と、その時々に合わせたニーズを探し、何度も交渉を重ね、双方が納得のいく内容で契約することができました。
時代に合った土地活用が必要である一方、そのために、どの時代でも価値がある土地を選ぶことはとても大事です。
今回の件は、地方でも駅前の土地という、どの時代でもニーズのある土地を所有していたことは、成功の大きなポイントです。
時代に合わせて変化していく土地活用。
5年後、10年後を見据えて、早めの対応をしていくこと、そしてプロの意見と自分自身の考えをしっかりと擦り合わせて、一緒に考えていくことが大切です。
もし、土地活用・資産活用にお困りのことがあれば、お気軽に五大トラストにご相談くださいね。
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