マンションの角部屋と中部屋、それぞれのメリットは?

2021.10.14

マンションを探す時、角部屋と中部屋のどちらを選ぼうかと悩んだことはありませんか?
どちらにも空室があって選択ができる場合に、自分にあうお部屋のタイプがどちらなのか知りたいですよね。
 
これまでに多くの引っ越しを通じて、マンション生活を経験してきた目線から、実体験をふまえて、角部屋と中部屋の特徴についてお話をしたいと思います。
 

角部屋のメリット

まず、角部屋のメリットについて5つご紹介します。
 

① 開口部が多く、日当たりや風通しが良い

開口部が多い分、当然日当たりや風通しが良くなります。
明るい日差しが差し込み、お部屋全体が明るくなります。
また、風が通り抜けるので、換気がしやすいという特徴もありますね。
 

② 玄関前を人が通ることがなく、静かなことが多い

玄関側にあるお部屋の前を他の入居者が通ることがないので、静かなことが多いです。
一般的に、中部屋に多いエレベーターホールに近いお部屋は、常に人の往来が気になったり、エレベーターのアナウンスの音が気になったりします。
 

③ 間取りとしては広いタイプのものも多い

角部屋特有ではありますが、一般的に中部屋と少し間取りが違うことがあります。
その分お部屋が広いというケースも多いようです。
 

④ 隣の部屋との騒音問題が半分に減る

マンションの騒音問題は深刻ですよね。
角部屋の場合、お隣さんは片側にしかいないため、騒音問題のリスクも半分になります。
 

⑤ バルコニーが多いケースがある

角部屋の場合、バルコニーが多いケースもあります。
洗濯物を多く干すことができますし、プランターなどを置いて、バルコニーならではの楽しみも増えますね。
 
 

中部屋のメリット

一方で、中部屋ならではの良さもありますので、こちらも5つメリットをご紹介していきます。
 

① 空室になるお部屋の数が圧倒的に多い

マンション一棟で考えると、圧倒的に中部屋の数の方が多いため、空室になるお部屋の数も多くなります。
角部屋狙いをすると、なかなか空室に遭遇できないこともありますが、中部屋狙いだと、空室になる確率も上がりますので、お部屋探しがスムーズです。
 

② 家具の配置がしやすい

お部屋に窓が少ないため、壁が多く、家具の配置がしやすくなります。
 

③ 角部屋に比べて家賃が低いものが多い

中部屋は一般的に角部屋に比べて家賃が低いケースが多いです。
 

④ 断熱性が高い場合が多い

開口部が少ないため、断熱性が高くなります。
また外気の影響も受けにくくなります。
 

⑤ 外からの音が聞こえづらい

開口部が少ないため、外からの音が入りにくくなります。
 
 
いかがだったでしょうか?
一般的には、多くの人が中部屋より角部屋が良いという印象を持つのかもしれませんが、実は分析をしてみると角部屋や中部屋にはそれぞれにメリットがありますね。
賃貸マンションではなく分譲マンションを購入する際には、特に慎重に選ぶことになるのかもしれません。
自分にはどちらのタイプが合うのかを、今一度検証してみてはいかがでしょうか?
 
ちなみに私の場合は、中部屋より角部屋を選んでいます。
とりわけ、角部屋でしかないような間取りの特別感が好きです。
窓が多いため、家具の配置が難しいことも理解していますが、利用する家具を腰高の物にしたりすることで、窓がマイナスの要因にならないように工夫することもできます。
窓につけるカーテンも、部屋ごとにイメージを考えてお部屋作りをプランニングすることで、楽しみが増えますね。
 
角部屋が良いという方、中部屋が良いという方、どちらもいらっしゃると思います。
自分はどちらが合うのか、それぞれのお部屋のメリットと照らし合わせて、ぜひ考えてみてはいかがでしょうか?

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