名古屋での中学受験。周囲の環境や住むエリアはどう選ぶ?
2020.12.25
受験シーズンが到来しました。
「愛知県は公立志向だよ」という風に、昔からの根強い考えもありますが、ここ数年、私立中学・高校への期待も高まっています。
とりわけ、少子化の中、私立中学への受験人口が増えているのがその証拠といえるでしょう。
名古屋での中学受験の傾向
男子では、東海、滝、南山男子、名古屋、愛知と続き、また寮生活を望む場合、海陽学園という選択肢もあります。
女子では、南山女子、滝、淑徳、愛知、金城、椙山という学校が続きます。
また、愛知県から、岐阜県の鶯谷や、三重県の高田への進学もあります。
小学生の子どもが自ら私立中学を目指すということは、よほどのきっかけがなければ、目標を立てることはありませんので、やはり親の志向が大きく関わってくることになるでしょう。
また、親との関わりと同様に、周囲の環境というのも大きく影響をしているのかもしれません。
周囲の環境が与える影響
私自身も母親という立場で子どもの受験には関わってきましたが、周囲の環境、いわゆる生活環境との関わりが非常に大きいという事実に直面しました。
今の中学受験はおおむね小学4年生から始まります。早い場合、1年生や2年生からその対策は始まるでしょう。
中学受験を行う場合、毎日コンスタントに勉強をする環境というのは、小さい頃からしっかりと身につけておく必要があります。
近所の子供たちと、毎日汗まみれで遊ぶ小学生時代に、一人塾に通って勉強をする環境は、なかなか精神的にも大変なものです。
しかし、住まいのエリアによっては、その行動が日常的なものになり、放課後に塾通いというのが珍しいことではなく、一般的な環境というケースもあるのです。
中学受験を考えてみると、子ども自身が学ぶうえで、周囲が同じような環境であることの方が、よりやる気になりやすく、スムーズであると感じました。
周囲が遊んでいる中、自分だけが勉強をするという環境は非常に苦痛なことです。
もともと公立志向のご家庭にとっては、別段そのような環境は必要ないのかもしれませんが、逆に周囲が私立志向の強い場合、親は希望していなくても、子どもから通塾や進学を希望してくるケースもあり、結果的に私立中学に進学したという話も聞くことがあります。
名古屋で進学塾の多いエリア
当然、私立中学を志望する家庭が多く住むエリアには、進学塾も多く建ち並んでいます。
駅前に大手進学塾が看板を構え、通塾の生徒の交通整理をしている光景も、頻繁に見かけることでしょう。
毎日のように夜遅くまで我が子の通う塾が自宅近くにあることは、合格への近道になるということも一つの要因としてあるのかもしれません。
どのような塾であれ、ある程度のカリキュラムが整っていれば、あとは本人のやる気と家庭のサポートにつきます。
名古屋では、名古屋駅、千種駅、金山駅などのターミナルになる駅をはじめ、本山駅、御器所駅、いりなか駅、藤が丘駅といった競合のエリア、また星ヶ丘駅、八事駅などといった駅の周辺に多くの進学塾を見かけます。
これらのエリアは、アクセスがよく、また中学受験を考えるご家庭が比較的多いエリアということになるでしょう。
首都圏や関西などでも同様の傾向があるのかもしれませんが、ここ名古屋においても、子どもの進学を検討する際に、住まいの環境を選ぶケースも非常に多いようです。
県外からお住まいを探す場合も、地域の情報をしっかりと見極めることが大切だと思います。
それぞれが思い描くイメージは異なりますが、子育てを行うときは、どのような環境でどのような子育てをしていくかということを念頭におくことが重要になりますね。