マンションは何階が住みやすい?階数によるメリットやデメリット

2019.7.24

 
賃貸マンションを借りる時や分譲マンションを購入する時、何階に住むか悩む方も多いのではないでしょうか。
希望する階数のお部屋が空室でない場合もありますし、希望する条件にマッチすることもなかなか難しいものです。
その中で、階数によるお部屋の特徴や、メリット・デメリットは何があるのか気になりますよね。
 
そこで、これまでに1階・2階・5階・6階・9階に住む機会のあった、私の実体験を含めた印象をお伝えしたいと思います。
 
 

マンションの階数によるメリット・デメリット

1.コストがかかるのは何階?

賃貸マンションの場合、家賃の相場は、基本的に上階のほうが高く設定されています。
分譲マンションの場合も、販売金額や月々の共益費などが高いのは上の階であることが一般的です。
つまり、その視点で見ると、一般的にニーズが高いのは上の階なのかもしれませんね。
 
 

2.毎日の移動が便利なのは?

1階の多くは、エントランスからお部屋まで、フラットで移動ができます。
エントランスから入り、階段やエレベーターを利用せずに、そのままお部屋に移動ができるのは、1階の便利なポイントです。
朝夕はエレベーターの乗車待ちをすることもありますので、エレベーターを使わずに移動できるのは、毎日のことだからこそ、とても便利だと感じます。
 
 

3.エレベーターの有無はしっかりとチェック

マンションにエレベーターが付いているかどうか、階数を選ぶ上でしっかりとチェックしたいポイントですね。
例えば、エレベーターのない4階建てのマンションの4階に住むというのはいかがでしょうか?
小さな子どもがいる方は、毎回荷物や子どもを抱えて、4階までアップダウンしている姿を想像すると、大変だなと感じてしまいます。
そのため、エレベーターがないマンションは、低層階が人気なことが多いようです。
 
 

4.1階は庭や駐車場つきのお部屋も

分譲マンションに多いのですが、1階の場合、専用庭がある場合もあります。
植物の栽培や子どもの遊び場として、庭付きの1階のお部屋を有効利用する方もいます。
また、1階の部分に駐車場があり、お部屋からすぐに車に乗れるガレージ付きの分譲マンションもあるようです。
 
 

5.湿度が高いのは低層階

一方、低層階は湿度が高いというデメリットもあります。
お部屋が地面に近い分、地下からの湿気を取り込みやすく、雨などの影響を受けやすいようです。
湿気が多い分、お部屋の中でカビが発生してしまう確率も高くなりますね。
一方、上層階は湿度が低く、風通しもよいですが、冬は乾燥が気になるという話も耳にします。
 
 

6.日当たりがよいのは、上層階?

日当たりがよいのは、基本的には上層階です。
ただし、何階が一番日当たりがよいかという話になると、物件ごとに違ってきます。
周囲の環境しだいで、6階でも日当たりが悪いケースもあれば、2階でも日当たりがよいケースもあります。
 
 

7.明るく、見晴らしがよいのは上層階

日当たりとは別に、お部屋が明るいのも上層階です。
その明るさは、光の入る明るさはもちろんのことですが、カーテンの利用の有無によっても差が出てきます。
周囲に高い建物がない場合、人目を気にせずに生活できるので、カーテンをオープンしたままにして生活ができます。
そうなると、当然明るいのは上層階ですよね。
また、周囲の環境によって異なってしまいますが、見晴らしがよく、夜景が綺麗なのも上層階です。
 
 

8.夏に暑いのは最上階

最上階は、上からの太陽の熱を直接吸収するため、一般的に暑いです。
夏場のエアコンが効きづらいという話もよく耳にしますね。
 
 

9.洗濯物を干すときの違いは?

低層階は、干している洗濯物が人から見えやすく、気になってしまう方もいると思います。
毎日の洗濯で、ベランダに干している洗濯物を気にしなくてよいのは上層階です。
ただ、上層階の場合、風が強い日には、洗濯物自体ベランダに干すのが難しいこともありますね。
 
 

10.虫が苦手な方は?

虫の発生する確率が高いのは1階です。
1階は地面に近い場所にあるため、他の階に比べて虫が発生しやすくなります。
ゴキブリ、蚊、ハエなど、虫が苦手な方は、上層階の方がよいかもしれませんね。
 
 

11.騒音の迷惑をかけたくない方は?

自分や自分の家族が出す騒音で、下の階の住人に迷惑をかけることがないのは、1階です。
小さな子どもがいる場合、どうしてもお部屋の中で走り回ったりすることも多く、下の階の住人に迷惑をかけてしまうことがあります。
そのため、上下間でトラブルに発展してしまうこともあります。
近所間でのトラブルにならないようにと、小さな子どもがいる家庭では、1階は人気のフロアーです。
 
 

12.1階や最上階の防犯は?

1階は、防犯上どうしても気になるという話をよく聞きます。
ホームセキュリティーの入っていないマンションの場合、特に不安になるのかもしれません。
また、1階に限らず最上階も防犯が気になるという方も多いようです。
 
 

13.災害時や地震の時は?

大きな災害の時にすぐに避難ができるのは1階です。
また、地震で揺れを大きく感じるのは上層階ですね。
高層のマンションは、火災が起きた際には、お部屋まではしご車が届かないということもあります。
 
 
 
いかがだったでしょうか?
個人的な見解もありますが、マンションの階数によって、様々なメリットやデメリットがあります。
何を重視するのか、考え方次第で、選ぶべきお部屋は異なってくると思います。
自分のライフスタイルにあったお部屋選びに、ぜひご参考くださいね。

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